思考回路はショート寸前

 ここ2週間、私の頭の中は雑音が多い。頭の中で盛んに、言葉が生まれ思考回路が1人でに作動し始める。私の意思とは関係なく、ひっきりなしに言葉や考えが生まれては消えていく。頭の中を空にしよう、瞑想を行おうと意識的に無意識を作ろうとすると、今度は心に雲が掛かってくる。その雲は、晴れて太陽が出ている私の心にじわじわ忍び寄り、やがて私の心を覆ってしまう。太陽が隠れた世界では、朝なのか昼なのか夕方なのか区別がつかない。ただ、薄暗くどんよりしている。その暗闇と共に徐々に不安が心の中に押し寄せる。

 家事なんかしたくない。人の世話が嫌いな私は結婚に向いていない。子供がいるせいで自由がない。愛されないで育てられた私が、家庭を持ってしまったのは誤りではないか。

そういう風な、考えても無駄な事ばかり頭によぎってくる。そして、また思考回路が勝手に暴走を始める。何も考えないようにすれば、また不安が押し寄せてくる。

 

 本を読んでも、頭に入らない。物事を深く考えられない。もしくは、深く考えるだけの集中力が持てない。記憶力も著しく低下する。

この症状は、早くて数日、長くて2週間ほどすると消えていく。

 

東田直樹さんの「僕が飛び跳ねる理由」を以前読んだ時、自閉症の症状と私の症状が、僅かに類似しているように思えた。

 東田さんの行動の意味が理解出来るような気がする。

 文章を打つ事で、他人とコミュニケーションが取れるという事も少し納得がいく。私も文字にする事で集中力が若干増し、注意力がないにしても文字を少し打っては読み直す事を繰り返す事で文章を書くことが出来る。

 

そうやって、作り出された文章は自分の内側から湧きあがってきた潜在意識を具現化した物なのかもしれない。