キャンプ好きの親のエゴ

 去年に引き続き、我が家にキャンプシーズンがやってきた。

 

アウトドアが好きな旦那と私。。。

それに付き合わされている3歳の子供。

 

『もう、キャンプ飽きてんねん』

 

キャンプ当日まで、何度かその言葉を耳にしたが、私は『そうか、そうか』と会話を広げないようにしていた。

 

ゆうなちゃんは、家が大好き。3歳なのに、すでにインドア派。YouTubeも、もちろん好きだが、おままごとや絵本、かるた、ブロックにパズル、絵の具🎨、工作と、家での遊びが好き過ぎて、中々外で遊ばない。

 

そして、特に好きなのはディズニープリンセスだ。ディズニープリンセスの人形での、おままごとやディズニーのアニメが大好き‼️

ディズニーの世界では、美しいドレスに優雅なダンスパーティ、描かれている自然の景色は、花が咲き乱れ、蝶が飛び、動物たちに至っては可愛いぬいぐるみのようだ。

 

 だけどキャンプはどうだろうか。。

テントの周りではハエのような虫が飛び回り、トイレは、とても臭くて薄暗く、大きな蜘蛛や蛾などがいる🦟🕷。その平然と佇んでいる虫たちの姿は、『ここは自分達の住処だ。お前達がくる場所ではない』という雰囲気を醸し出している。キャンプのトイレとは、虫の棲家であって、人間が虫達からトイレを借りるためにお邪魔し、用を足すとそそくさ出て行かなければならない場所なのだ。

 そして、川のまわりの草むらには大量の鹿のフン🦌●●●

 

結菜の好きなディズニーの世界とキャンプ場では雲泥の差がある。

 

ゆうなちゃんがキャンプ嫌いなのは、そのせいだろう。

 

 しかし親のエゴかもしれないが、私はどうしてもキャンプに子供を連れて行きたい。

 

 キャンプに行くと、季節ごとに対策を考え、準備しなければならない事が沢山ある。

 春は寒暖差が大きいので、暑さや寒さを調節できる服装やシュラフや布団を用意する。夏は蚊🦟やあぶ🪰、などの虫の対策をし、暑くても腐らない食べ物を考えなければならない。秋や冬もそれぞれ季節に応じた準備物があり対策し、キャンプに挑む。個人的には、その過程が重要でありキャンプの醍醐味であるように思える。当たり前だが、自然に順応出来るよう工夫する事で、ようやく自然に身を置き自然を満喫する事ができる。

 春のキャンプ場に降り注ぐ温かな日差し。

 川のせせらぎの美しさ。

 夜空や焚き火。

 朝日を見ながら飲むコーヒー

それらは心を穏やかにし和ませてくれる。しかし、それらは全てオマケである。キャンプ場での生活を難なくこなせる心の余裕が無ければオマケはついてこない。

 

 

ゆうなちゃんはキャンプが、好きでは無い。

 

だけど、学んで欲しい。

 

電気が無いとはどういうことか。

自然は綺麗なところばかりではない事を。

四季に応じた、キャンプでの対策とは何か。

 

そして、心にゆとりがある時のオマケのことも。